Brand Interview vol.3
「Margarin Fingers」
2025年にブランド立ち上げ15周年を迎えるマーガリンフィンガーズのディレクターイ・ジュヒョンさんにインタビューしました。
Q.
ブランド名がユニークですね。マーガリンフィンガーズという名前にはどんな意味がありますか?
A.
私がブランドを立ち上げる前、「マーガリンフィンガーズ」は友人と一緒に活動していたアートワークチームの名前でした。
私たちが大好きなバンドの曲を聴いていた時、その中の一曲のタイトルが「バターフィンガーズ」だったんです。それをアレンジして「マーガリンフィンガーズ」という名前が生まれました。
*bent - butter fingers
Q.
マーガリンフィンガーズといえば、小花柄、チェック、レース、リボン、シャーリングといったディテールが満載で、愛らしさ溢れる少女のイメージが浮かびますが、デザインをする際、一番大事にしているのは「少女」というテーマなのでしょうか?
店舗の雰囲気も含め、少女ではなく、どこか自然に囲まれたゆったりとした場所で暮らす少女をイメージしているように感じます。
A.
そうですね。
ただ、私が考える「少女」とは、そのまま「幼い女の子」の意味ではありません。
マーガリンフィンガーズが表現したい「少女」は、青春そのものです。それは外見ではなく、内面に秘めた永遠の記憶のようなものです。
たとえ中年やお年寄りになっても心の中に大切にしまっている、そんな感覚ですね。
年齢を重ねても胸の片隅にロマンを呼び覚ますことができる、時代を超えて永遠に続く「少女」を表現したいと思っています。
MARGARIN FINGERSのシーズンコンセプト表紙。
花、自然、暖かい日差し、そして柔らかいカラーを通じて、見る人に過去の美しい記憶と思い出を思い出させる。
これはブランドが追求する「内面に秘めた永遠の青春」というコンセプトとよく通じている。
ロマンチックで感性豊かなムードが込められたアートワーク。
Q.
毎シーズンのコレクションテーマはどのように決めているのですか?
A.
普段は旅行先、映画、音楽などから多くのインスピレーションを受けています。
そのインスピレーションをもとにキーポイントを決め、デザイナーたちと一緒に展開していきます。
Q.
日本で何度もポップアップを開催され、日本のファンの方々と交流する機会があったそうですね。その時の感想を教えてください。
A.
たくさんのポップアップの中で、私自身が直接対応したポップアップが思い出に残っています。
現場に訪れてくださったお客様が、私のことをまるで知り合いのように温かく迎えてくださり、一緒に写真を撮ったり、挨拶を交わしたりしたことがとても印象的でした。
日本の皆さんの優しさや愛らしさに、私自身もたくさんのエネルギーをいただいた気がします。
また機会があれば、直接お会いできる機会を持ちたいですね。
Q.
日本の皆さんにおすすめのアイテムを教えてください!
TOGGLE FUR JACKET
トグルボタンがポイントの柔らかなフェイクファー素材で作られたファージャケット。
軽量で保温性も高く、カジュアルでありながらロマンチックな雰囲気を演出できます。
RIBBON SAILOR KNIT
セーラーカラーに花柄のパンチング編みとスカラップディテール、
リボン飾りがポイントのラップタイプのニット。
クリームとライトブルーの2色展開。
Q.
韓国内でのイベント予定や話題があれば教えてください。
A.
来年はマーガリンフィンガーズが15周年を迎える年です。
これを記念して、2025年を通して「祝祭の年」とする予定です。
4月には、韓国・漢南洞で15周年記念ポップアップが開催されますので、
もし韓国にいらっしゃる機会があればぜひお立ち寄りください。
詳細はブランド公式Instagramで随時アップデートされる予定です。